皆様、おはこんばんちは! あいの里ブログチーム・法人事務局のHです!
当ブログでは、過去に法人新聞「環」に掲載したスタッフインタビューを再掲しています。
今回は、法人新聞「環」第18号にて掲載した、特養の介護福祉士・サクティさんのインタビューをお届けいたします!
誌面掲載時には紙幅が足りなかった分も追加した“完全版”となっておりますので、法人新聞を読んでくださった方もぜひ再読ください♪
特養 介護福祉士 サクティさん
――はじめに、介護の仕事を志したきっかけを教えてください。
ネパールから日本語学校の留学生として日本にやって来て、当初はコンビニでアルバイトをしていました。その時からお客様と会話をするのが好きだったのですが、知人に介護の仕事を紹介していただき、「もっと人と関わりたい!」という思いから、あいの里竜間への転職と介護の専門学校への進学を決めました。
――あいの里竜間での勤務歴を教えてください。
所属は特養で、勤務年数は4年になります。そのうち2年間は専門学校に通いながら、非常勤として働いていましたが、卒業前に介護福祉士国家試験にも無事合格し、現在は正社員として勤務しています。
――あいの里竜間の魅力はどんなところですか。
働きやすく、上司も含めスタッフの皆さんが優しいところです。困ったことがあっても気軽に相談しやすいですし、特に施設長には何度も助けていただきました。住居探しやネット環境の整備、役所の手続き等、外国人では難しいことも一緒にやってくださり、とても感謝しています。日本のお父さんだと思っています。
――実際に介護の現場で働いてみて、入職前とギャップを感じたことはありますか?
時代によって、入居者様の特性が変わっていくということを日々肌で感じています。専門学校で勉強した教科書の内容や事例が、実際の介護現場では当てはまらないことも多々あります。これからもずっと自分をアップデートして、勉強し続けなければいけないなと思います。
――この仕事をしていて、今までで忘れられないエピソードはありますか?
施設内でコロナのクラスターが発生した時のことは忘れられません。スタッフにも感染が拡がり、人手が不足するなかで、「どうすれば入居者様を守ることができるだろう」と、ずっと頭を悩ませ続けました。居室での隔離対応中、ある入居者様が「なんで友達に会わせてくれへんのん」と涙を流された時には、「私たちがコロナ対応を頑張るほど、入居者様を悲しませてしまう……」と、とても歯がゆく、つらい思いでした。
――プライベートについてもお伺いします。趣味や休日の過ごし方は?
趣味は筋トレで、週3回はジムに通っています! また、休日は掃除や料理をして過ごすことが多いです。食べることも大好きで、お寿司やラーメンなどの日本食もよく食べます! I LOVE はま寿司です(笑)。
――最近、ご結婚されたとのことですが、新婚生活はいかがですか。
妻とはとても仲良しですよ! でも、結婚してから外出するのは妻の許可が必要になりましたし、夫婦喧嘩をしても、いつも私が負けます(笑)。どれだけジムで身体を鍛えても、妻には勝てないですね(笑)。
――最後に、サクティさんが思う、この仕事の魅力について教えてください。
自分自身が生まれ変われるところだと思います。この仕事を始めてから、妻に「優しくなったね」と言われたり、先日ネパールに里帰りした時にも、親族から「日本に行って生まれ変わったね」と言われたりしました。たくさんの入居者様と接していくうちに、その方の心に触れ、これまでの人生の道のりを知り、笑顔や感謝の言葉を頂戴することで、私自身、以前の自分より優しくなれたように感じています。もちろん、それまでが優しくなかったというわけではないのですが、介護の仕事のおかげで、優しい気持ちの表し方を学ぶことができたと思っています。私の実父は、51歳という若さでこの世を去りました。「(介護の知識がある)今なら、もっとしてあげられることもあったのに」と思うことがいっぱいあります。「この素敵な笑顔のために働けるのは、この方がお元気だからこそ」。そんな思いで、日々入居者様と向き合っています。
――ありがとうございました!
【おまけ】インタビュー風景
今回のインタビューは、私Hと主任のN、そして看板犬のハクくんとでおこないました!(笑)